

北欧・北米で発達した断熱構法は、日本の高温・多湿の気候の為に、壁体内結露による断熱材の脱落や、断熱性の低下という大きな問題をかかえ、その為に多種の断熱材の開発やそれに伴う様々な工法で施工されている。しかしながら決め手に乏しく、腐朽菌、シロアリ、カビ、ダニ等が発生し、知らず知らずのうちに、健康を害したり、建物の老朽化を早める等、多くの問題に直面しながらも、現在に至っている。
日本古来の板壁から土壁へと変遷した伝統的な土壁は、工期や技術者(職人)・施工上等の面より、ごく一部を除き、ほとんど目にする事がなくなった。その為科学技術や、まして住宅生産技術の発達した今、日本の住宅にふさわしい安全で、安心できる壁の開発が不可欠であった。
この伝統構法である、落し板壁構法(板倉構法)の家は、落し板を筋違と併用する事により、より耐震性を高め、なおかつ、ねばり強さを付加した壁である。
杉厚板の大引への下張りは、床の剛性を高め、又、断熱性や、耐久性を高める為の通気層は、電気配線工事等をも、容易にする利点がある。また、この落し板壁構法の大きな特徴は、全くの構造材と断熱材にしたところにあり、いろいろな条件に対し柔軟に対応できる利点がある。
真壁造りと杉板の多用は調湿性を高め、結露する事なく、国産材の需要拡大の役割を担いながら、森を町に再生する事にもつながっている。
| 耐震性は一般住宅の2倍以上 | 地震に安心 |
|---|---|
| 断熱性の劣化や壁体内結露がない | 建物に安心 |
| 調湿性に優れ、カビ、ダニの発生がない。 | 健康に安心 |
| 見えない部分の安全が確実の為耐久性が保証される。 | 耐久性に安心 |